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ICOGO の概観
世界のラン栽培は鉢物、切花ともに1990年の初頭から急に増大し始め、多数の新しい栽培者がこれに加わり国際的なビジネス展開がされている。
1970年代に国際的な生物保護の一環としてCITES条約が締結され、ランの国際間の取引が国際的に管理されるようになった。世界の貴重な動植物資源を絶滅の危機から守るためには確かに有効な方策ではあるが、過度な規制は基本的に国際取引の上に成り立っている世界のラン産業には過大な負担となった。アメリカ蘭協会などの努力によってある程度の改善はなされたが、世界の将来のラン栽培の発展のためにはまだまだ大きな問題が残されている。
2004年3月の台南で開催された第8回アジア太平洋ラン会議の席上で、アンデイ 松井氏によって世界の商業ラン栽培者の組織化が提案され、2006年の台湾国際ラン展において、テキサスA&M大学の園芸学教授、ワング博士の発起でこの組織化への準備会が多数のラン栽培関係者の賛同を得て開かれこの会の会則が承認された。
2007年3月の台湾国際ラン展開催中にこの国際組織の結成が計画され、アンデイ 松井氏、デビッド ベック博士(ニュウジーランドの切花シンビ生産)、とワング博士が司会を勤め、70人以上の数カ国からのラン栽培者が出席して開かれ、アンデイ 松井氏が初代会長に、ワング博士が書記長に選出されて、ここに「国際商業ラン栽培者協会」(ICOGO)は誕生した。
またこの会の発足財源として松井氏が5万ドルをこの組織に寄付され、他に台湾の育品ラン園と芊卉からそれぞれ1万ドルの寄付が表示された。
ICOGOの概略
• ランの商業生産で成功している企業を地域別に選抜して、それぞれの地域でのモデルとなるよう検討する。
• 世界でのランの流通についての調査研究を進める。
• より多くのランの品種の作出と普及を進める。
• ランの栽培と流通についてのあらゆる情報を伝播する。
• 世界の国または地域の研究機関と提携して、ランの商業生産に役立つ研究への支援を行う。
• 当会の会員が必要とする会員間の情報を得られやすくするために支援する。
ICOGO の活動
• 世界の育種家、育苗者、栽培者らが所有する貴重で優良なランの品種とその権利を保護するとともに、育種に必要な材料を会員間で譲渡、交換のできる制度をつくる。
• ランの生産と流通が高収益を上げられるために、ランに関するあらゆる資料を収集するとともに、新しい技術や方策の開発を助成する。
• 高品質のランの産出のために、バイラス、変異株、病害虫の撲滅のための対策を樹立する。
• CITESを始めとして、政府機関による諸種の規制緩和のために活動する。
• ランの取引と流通の円滑化を図るために必要な情報を集め、会員に提供する。
• 取引展示会を定期的に開催すると共に機関紙を発行して、会員間の情報交換を蜜にする。
地域分割
• ヨーロッパ
• 南北アメリカ
• 東アジア
• 南アジア、オセアニア、オーストラリア、ニュージーランド、
• アフリカ、中近東
会員の種類
• 正会員
- ランの商業生産者、最低栽培面積≥1,000 m2
- 投票権を持つ
• 準会員
- 資材、機具、温室業者又はラン関係業者、正会員の雇用者。研究者、教育者、政府関係者、ラン団体並びに流通関係者。
- 投票権を持たない
ICOGOの本部は暫定的にアメリカ合衆国に置き、カリフォルニア州に登録される。
世界のラン産業は揺籠期を過ぎたばかりで、大きな将来性が期待されており、皆様方ラン関係者のICOGO への入会をお待ちしています。このような組織的な活動こそ世界のラン産業を盛りたてて、関係者一同の利益に繋がることだと信じています。
ICOGO に対する遺憾のないご意見をお寄せください。
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